Ultimate hacking keyboard を買った。これは Ultimate かも?
分離型のキーボードとして MD550 を使い始めた。分離型は方が自然な位置になるのでなかなか気に入りまして、Kinesis の freestyle2 などいくつか試しました(Kinesis は微妙に手になじまずすぐに諦めてしまった)。 そんな中、Ultimate hacking keyboard を知って購入したのが数ヶ月前。長らく立って、やっと届いたのが先週ぐらい、という感じ。
特徴としては
- 分離型でも一体型でも使える
- ポインティングデバイスを親指の位置につけられる
- 完全にカスタマイズできるキーレイアウトを複数保持できる といったところで、ポインティングデバイスがキーボードから手を離さなくてもできるというのがとても良いので買ってみた。
もともと値段が高いデバイスであり、さらに円安もあるのとハンガリーという遠い場所で作られてるということもあり、まぁ高い。 ポインティングデバイスがトラックボール、トラックポイント、タッチパッドから選べるのでそれを全種類うっかり頼んだのでそれもあってまぁ高くなった。
買ったもの
サイレントの茶軸。サイレントとはいえまぁそこそこ音はします。打鍵感は最高に良いです。
キーマッピング
キーマッピングはさすがに Ultimate というだけあって、複数をキーボード側に記憶させることができる。 なので、PC用とMac用で完全にワケたキーマッピングを設定している。
Windows 用のキーマッピング
Windows を操作するときに問題になるのが、Mac では Cmd と Ctrl という2つのモディファイアを使うことによって、編集系の操作とメニュー系の操作を行うことができるわけだが、これを行う機能が Windows にはないということだ。これは非常に面倒で、擬似的に Mac 風な操作を AutoHotKey で実現していた。 しかし、AutoHotKey の設定ファイルは記号まみれでいじるのがしんどい感じのファイルなので、あまりメンテナンスする気が起きないものなのである。
Ultimate hacking keyboard なら、そういった悩みはなく、GUIでポチポチ設定すればOK。簡単だった。 マクロも設定できるんで、案外複雑なマッピングもできる。
ベースマップ
ベースのキーマップはそこまでいじらず。
- Aの隣はコントロール(Fn3)に。
- エスケープキーがこのキーボードにはないので、Ctrl単押しの場合は ESC 相当とする。
- 左Cmdだと無変換、右Cmdでかな入力、という設定に Karabiner 由来でなれているのでそういう設定を入れる。こういうのがキーボード側で設定できるの便利。Karabiner ってたまにOSアップデートに追従できないときあるけどこれなら安心。
- 左のスペースが Mod になっていたのでスペースに。割と右も左もスペースとして使っていて、、普段。主には左を使っているので。
- Cmd の位置に Fn2 レイヤーへの切り替えボタンを配置。
Mod マップ
デフォルトだとカーソルの移動が独特なので、HJKLスタイルに変更。音量の切り替えもここに入れた。音量の切り替え、どうしてもゲームやってるときとかによく使うので、割と触りやすい位置においておきたかった。
Mouse マップ
マウスキー機能がある。が、実際にはアタッチメントをつけてるのであんまいらないかな。と思いつつ一応設定。 HJKL 風にしている。
Fn マップ
基本的にはキーマップの切り替え機能だけを設定している。
Fn2 マップ(Cmd相当)
Cmd キーを押したときをエミュレートしている。
Fn3 マップ(Ctrl 相当)
Ctrl+A を押したときに Home キーを出す、みたいなのを設定している。 Ctrl+K で kill する部分は、マクロで設定している。
Mac 用のキーマップ
基本的には Windows 用と一緒。 ただし、いくつかのカスタマイズを入れている。
- option+shift+↓ を拡張キーに割当ている。これは、slack, LINE で未読をさっさか処理できるように。
- ケンジントンの trackball で割り当てていたものをここに移植した形。
進歩するハードウェア
Ultimate hacking keyboard の良いところは、V2 になったことでかなり進化していて、かつファームウェア的にも進歩しているようだ。 初期の頃に Ultimate hacking keyboard を買った人のブログ記事を一通り読んだのだが、初期の頃に買った人が書いている改善点がかなり改善されてきていて、かなり良くなっているように思う(ありがとう先人の人たち)
特に大きいのがスマートマクロ機能で、起動時に設定を変えるとかそういうのができるようになっている。 個人的にはOSごとに違うキーマップを設定しているので、OSの切り替え時に自動的にキーマップを変えられる機能がほしい。今は UHK Agent を自前でビルドすればできるぽいけどまだ試していない。
まとめ
結論、とても満足している。ポインティングデバイスが一体化していることのメリットがとにかくでかいし、キーマッピングをめっちゃこまかく設定できるんで快適。 今までだったらできなかったような設定ができてる(多分似たようなことができるものは存在しているのかもしれないが、僕は他に知らない。) ファームウェアのアップデートなどでできることが増えているようだし、今後使い続けていくのも楽しみでならない。