QMK で増井さんの Dynamic Macro を実装してみた
https://github.com/tokuhirom/qmk-onemoretime
Keyboard のファームウェアとして、QMK が有名なわけだけど、その上で増井さんの Dynamic Macro を実装してみた。1ファイルのCライブラリとして実装してるので、自分のファームウェアに簡単に組み込めると思う。
DynamicMacro というのは、
Dynamic Macroの原理は非常に単純で、
「同じ編集操作を2回繰り返したあとで[CTRL]+[t]を押すと繰り返された操作が再実行される」
というものです。「二度あることは三度ある」と言うように、同じことが二度あればもう一度あるのは世の中でごく普通のことです。二度実行した操作をもう一度実行することもよくあることですので、この方法はたいへん効果的です。
というようなやつ。
なんで作ったの?
なんかできそうなのでやってみただけです。 動いてみるとなんか楽しいです。
どう作ったの?
キーが押されたときに、リングバッファに押したキーを保存しておく。
任意のショートカットキーが押されたタイミングで、繰り返しコマンドになっている区間を検出して、処理する。
難しかったことは?
モディファイヤーキーの処理が難しい。キー送出している間はモディファイヤーキーを押してることにしちゃいけないので、状態を変えてもどしたりした。
改善点は?
メモリの要素をナイーブに舐めてるけど、ちゃんと memcmp とかにしたほうがエコかもしれない。が、ちょっとめんどくさいのでナイーブに実装した。
なんでこんな名前なの?
DynamicMacroという名前は QMK そのもので使われているから。Staticにハードコードされてない、キーボード側でマクロ記録開始!とかマクロ再生!!とかできるようなやつが DynamicMacro なのである。
もう一回実行するというところが本質かなと思うのでこういうネーミングとしてみた。
まとめ
気軽に組み込めると思うので、お気軽に試してみてね。