JJUG CCC 2024 Spring 参加レポート
はじめに
2024年の春、昨日開催されたJJUG CCC 2024 Spring に参加してきました!家庭の事情で午後からの参加となりましたが、Javaコミュニティの熱気を肌で感じながら、最新技術の情報や多くの開発者との交流を楽しむことができました。この記事では、キーノート、ブースでの会話、懇親会、そしてアンカンファレンスの様子をレポートします。
キーノートセッション
Java First. Java Always.
最初のキーノートは、「Java First. Java Always.」というタイトルで、OracleのJavaエキスパートたちが登壇しました。Javaの最新機能を紹介しながら、次世代アプリケーション開発の未来を描く内容でした。特に、オンプレミスからクラウドまで対応するJavaの強みが強調されており、開発者として非常に励みになりました。
FFMでJITコンパイラを作ってみた
次に聞いたのは、「FFMでJITコンパイラを作ってみた」というセッション。Java 22で正式に導入されたForeign Function & Memory API(FFM)を使って、JITコンパイラを実現するという興味深い内容でした。ffmasmライブラリを使って、Javaからネイティブコードを動的に生成・呼び出す方法が紹介され、FFMの新たな可能性を感じました。
- スライドはこちら: FFMでJITコンパイラを作ってみた
ブース訪問
イベント中にFindy、Samuraism、Azulのブースを訪れ、それぞれの担当者とお話をしました。
- Findy: エンジニアのスキル可視化と求人マッチングサービスについて詳しく伺いました。AIを使ったスキル評価が非常に興味深かったです。
- Samuraism: CIclone と tamacat の説明を伺いました。CIclone 確かに良さそうだなァ。。 と思いましたです。
- Azul: AzulはJavaプラットフォームのパフォーマンス向上を追求しており、特にGarbage CollectionやJITコンパイラの最適化についての話が印象的でした。
懇親会
懇親会にも参加しました。LT大会が非常に盛り上がっており、参加者同士の活発な交流が見られました。変に食事があるよりも、乾き物しかない開場の方がかえって懇親しやすいと感じました。皆がリラックスして会話を楽しめる雰囲気がとても良かったです。
アンカンファレンス
アンカンファレンスにも参加しました。今回はフレームワークの話とAIの話が中心でした。
フレームワークの話
Spring Boot 3系への移行が大きなトピックでした。Jakarta EEへの移行が主な変更点であるため、実際のアップデート内容はそこまで大きくないとの意見も。QuarkusやMicroProfileも選択肢として挙がり、開発者たちの関心の高さが伺えました。
AIの話
AIを用いたコーディングについて話し合いました。特にGitHub Copilotのデモが盛り上がり、ほとんどの参加者が実際に使用していることが印象的でした。寺田さんが別のイベントの動画を流しながら、GitHub Copilotのデモについて詳しく解説してくれました。今後の進歩に大きな期待が寄せられています。
- 寺田さんが投影してた GitHub Copilotデモ: YouTubeリンク
まとめ
JJUG CCC 2024 Springは、Javaコミュニティの最新情報や技術トレンドを学ぶ絶好の機会でした。キーノートやブースでの交流、懇親会、そしてアンカンファレンスを通じて、多くの刺激を受けました。これからもJavaの進化と共に、開発者として成長していきたいと思います。
参加者の皆さん、そして運営スタッフの皆さん、お疲れ様でした。また次回のイベントでお会いしましょう!