WWW::HatenaDiary の件
このへんの経緯についてメモっておきますね。
はてなグループを Perl から更新したくて、それを実現するためにスクリプト書こうかと思ったのだが、WWW::HatenaDiary 的なものを探したらなかったので、作った。というような経緯でつくりはじめた。ちょうどそのちょっと前に typester さんが Fuse::Hatena を公開していて、一部のコードは Fuse::Hatena がベースになってる。Fuse::Hatena とかはてダラとかを見ながら、「このコードが別モジュールになってればこんな苦労はしなかったのに ><」とか思いつつモジュール化したのでした。
# 今日まで WWW::HatenaDiary が存在しなかったことが驚きですw
とはいうものの、自分のユースケースがみたされたところで放置していたら、id:antipop さんがいろいろと機能を追加しはじめ、あげくのはてには shipit するぞゴルァとまでいいはじめられたため「あとはよろしくおねがいします」となった次第。
まあぶっちゃけメンテする気もあんましなかったので、ひきとり手がみつかってよかったね、という気持なのでした。まる。
今回の件は
- typester さんが Fuse::Hatena を書く
- tokuhirom がはてなダイアリーを使うスクリプトを書きたくなったから Fuse::Hatena から一部コードをパクッて WWW::HatenaDiary をつくった
- tokuhirom 飽きる
- id:antipop さんがそれにいろいろとメソッドつけたりドキュメントつけたりしてリリース
- typester さんがそれをみつけて WWW::HatenaDiary を使って Fuse::Hatena を書くようにしようと言いだす
といった流れで起きてる。
ここで興味深いのは
- 俺は typester さんにまったくコンタクトとってない
- 俺が飽きて放置したモジュールを antipop さんがリリースまでもっていった
という事実。
このへんのノリは Perl community が長年きずきあげてきた文化の賜物じゃないかと思う。こういうノリがあるから Perl コミュニティは楽しいなあと思う。
この件について思うのは、Win-Win-Win だということ。
- 自分は WWW::HatenaDiary のメンテを id:antipop という信頼のおける Perl ハッカーにメンテ権を委譲できて、今後はてなダイアリー関連のスクリプトを書くときに幸せ
- id:antipop さんは WWW::HatenaDiary のメンテナとなって、モジュールを蹂躙できて幸せ
- (コードをパクられた) typeseter さんは Fuse::Hatena をすっきりさせられて幸せ
こういうおもしれーことが絶えず起きているからオープンソースはやめられねーす。