tokuhirom's Blog

OSS とテスティングと CPAN Testers の話

http://blogs.itmedia.co.jp/hozawa/2010/01/post-b5e0.html
URL とあんま関係ないかんじのチラ裏ですけど。

実際、オープンソースのプロダクトって、作者の環境とちがう環境だとうまくうごかないみたいなことはあって、memcached は Solaris だと変な挙動をしてたし、Q4M は i386 固有の問題があったとか、まあそういうのは色々ありますわな。

で、どうするかというと、みんながつかってる構成をつかえばいいじゃーん、という。memcached を linux 2.6.x でつかってるユーザはたくさんいるので、その環境におけるバグはすくないはずだから、linux 2.6 でつかうのが一番安全だろう。とかそういうこと。

OSS はつかうユーザがおおいほど、バグにあたる可能性は低くなるはず。

Solaris でうごかないのは残念だとおもったら contribute すればいいだけって話ではあるけど。

今だと、i386 or x86_64 で CentOS か Ubuntu Server での運用が一番 OSS の恩恵をうけやすいし、固有の問題がすくないとおもう。なお、DB とかそういう系のものについては、「今時32bitで運用してる人なんていないですよね」とか k○zuh○ さんにいわれちゃうぐらいの勢いなので、x86_64 をつかう方がいいでしょう。


なお、CPAN module の場合、CPAN Testers がさまざまな環境でのテストレポートをおくってきてくれるので、人気があるモジュールにおいては、かなりいろんな環境でうごくようになってます。すごいですね。

spark-openbsd とか dragonfly bsd とかの環境のレポートもあがってきて、「誰がそんなんつかってんだよ」とかおもって若干うざいなーとおもうときもありますが、一応対応してます。「solaris でテストするのだるいよー」っていってると solaris でテストしてくれる人がいたりして、まあなんとかなってるかんじ。

win32 については、id:mattn さん id:charsbar さん id:xaicron さんあたりの方々が精力的に活動をおこなっていて、win32 固有のバグをなおしてくれたりするので非常にたすかっています(「win32 とかいう legacy システムは無視!」とかいいだすメンテナにまけずに patch をおくりつづけていてえらいなーとおもいます。俺は無視!っていう側だけど)