tokuhirom's Blog

電子書籍における内外格差について

最近は電子書籍について語る前に、とりあえず Kindle を買うべし(Fire 以外)ということを最近つよくおもう。

iPad や、その他のタブレットと Kindle ではだいぶえられる体験がちがう。

K3G 回線に対応してないとはいえ、家で wi-fi につなげば、かなり良好な体験がえられる。電子書籍を amazon.com で購入したら、wi-fi 経由でダウンロードされて超便利である。

Kindle は e-ink なので電池の持ちもいいし、非常にかるいので、旅行にいく際などに「荷物にいれるかどうか」を悩む必要がそもそもない。僕は常時鞄に Kindle をいれている。ごくたまに充電すればいいので非常に便利である。

Kindle をつかってると PDF とか糞! ってなるという体験もえられる。書籍のサイズでつくられた PDF は、たいがい Kindle だとよみづらい。読者のデバイスのサイズに丁度いい具合に表示できなければ、なんのための電子書籍か。mobi や epub での提供でない電子書籍はその価値を半減させている。

また、特筆すべきは、海外における技術書の安さである。海外では再販売価格維持制度などという制度はないため、値引きして売られているのが当たり前である。たとえば Perl Best Practice などは、定価が $39.99 だが、amazon.com では $29.19 と 10ドルもやすく売られている。さらに Kindle Edition では $19.27 で買えるのだ!! 一方で日本語版は発売時とかわらぬ ¥ 4,515 となっている。Kindle版と日本語版との差は実に現在のレートでは 3037円となる。実に3倍の値段となっているのだ。

また、英語がよめない人でもとりあえず本家 O'reilly の英語版サイトを見よ。不定期におこなわれているセールの際には、電子書籍が 40% オフになったりする。また円高ということもあいまって、非常に安くかえる。

金がない学生は、がんばって英語の電子書籍を買うべし。時間があるぶん、安い英語の書籍電子を買って、がんばってどんどん読むのだ。コードが多い本ならば意外によめるので、オススメである。