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Future Perl - YAPC::NA 2013 に参加して

YAPC::NA 2013 に参加してきました。その中でも印象にのこったことを取り急 ぎアップしておきます。 今回は日本からは @yusukebe と @xaicron と TPF の President である Karen が参加していたようです。

僕は今回がはじめての US だったので、いろいろと困惑することもありました が、旅行記などには興味がないという人も多いでしょうし、書くのがめんどく さいですし、たぶん xaicron が書くと、ほとんど内容がかぶるので割愛させ ていただきます。

デニーズのシェイクに興奮する yusukebe と xaicron

本エントリーでは YAPC::NA で僕が感じたこと、技術的に Perl Community が どこに向いているか、といったあたりのことについて述べていきたいとおもい ます。

今年は Perl 25 周年ですので、これまでの Perl について振りかえりつつ "Future Perl" について考える、というのがひとつのテーマでした。

リスがやたらいる。

とにかくやたらめったらリスがいる。初日はパシャパシャとっていたが、二日目以後はまったく気にしなくなる。そのぐらいやたらといる。

3回の Keynote

Keynote が3回あったのが印象的でした。

YAPC::NA Day 1 keynote

mst がすごいうごく動画がおもしろかった。あと FORTRAN!! ってさけんだり する音響のことをまったく考えないプレゼンスタイルが新鮮である。

内容は昔がたりでした。

YAPC::NA Day 2 keynote

stevan でした。

stevan は最近 Moe という JVM でうごく Perl5 の alternative 実装をつくっ ています。それに Reini の p2 と、@goccy54 のgperl と、そういったものが どんどんできつつあるよーってな話もって、gperl 注目されてんなーというか んじがありました。

そういえばランチのときに Reini に @goccy54 の real name ってなに? っ てきかれたけど、「I don't know!」と答えておきました。

YAPC::NA Day 3 keynote

mst。すごく情熱的なプレゼンでしたね。

Future Perrrrrrrrrrrrrl is You!!!!!!!!!!!! と叫んでおわるプレゼン。 非常に印象的。

YAPC::NA とソーシャルコネクト

YAPC::NA は「ソーシャルコネクト」ってのが標語になっているらしく、一緒 にはなせるタイミングがいろいろあるのがすばらしかった。

なんだかんだ、あいたかった Perl Hackers にはぜんいん挨拶できました。

廊下での無限コーヒー

廊下にコーヒーが常備されていて、無限にのめる上に、セッションとセッショ ンの間が15分あるので、そのあいまごとにコーヒーをのんでました。コーヒー のんでると、Hi! と気軽に挨拶するのがよい雰囲気でした。

コーヒーの他にもスニッカーズとかいろいろおかしが常備されてて、そこを中 心に会話がもりあがっていました。

「昨夜のトークおもしろかったよ!」と @xaicron にはなしかけてくる人も多 かったし、トークした後は「good talk!」と声かけてきてくれるのもうれしい ものですね。

「Minilla と Milla ってどうちがうの?」って質問は何回もうけました。何 回もうけてる上に、何回もドキュメントでかいてるんで、かなりスラスラこた えられました。

コーヒーはカフェインレスが用意されてるのもよかったです。

Pretty! Pretty!

なんかトークみててそれがおわったタイミングで「Pretty! Pretty!」って話 しかけてくる人がいたので、プリキュア好きな人なのかなーとおもってたんで すが、よくよく話しをきいてみたら「あなた、Test::Pretty の作者の人です よね!いいモジュールつくってくれてありがとう!!」っていってたので、うれ しかったです。

hallway++

日本人はプレゼンを真面目に聞きすぎだ、YAPC::NA とかだとみんな廊下とか で hack している。プレゼンはビデオで後からみれるし。みたいなことを @miyagawa さんからきいてはいたのですが、おもった以上にみんなトークをき いてませんでした。

Twitter では「今日は一日ロビーにいるよ!」みたいに宣言してる人とかもいました。

このあたり、日本だと直にあってはなすのがむずかしくないけど、YAPC::NAの あたりだと、ほんとにたまにしかあえないってのもあるのかなーとおもったり。 日本だと渋谷をぶらついてれば Perl Hacker にぶつかりますからねえ。

Ribbon

自分をタグづけすることができるリボンが配布されていました。

↓装着図

↓たぶんここで発注したかんじ。 http://www.ribbonsgalore.com/custom/flat-ribbons/custom-ribbons-flat/4/13

会話のフックとかになりやすいので、よい試みであるようにおもいました。

Dance!

なんか、LT のときに踊りはじめててうけた。

Naked

なんか cwest がプレゼンの途中で服をぬいで逆立ちしていた。そしたら ingy も服ぬいで乱入していた(今回はパンツはぬいでないので、前よりはマシだねー、っていう話が IRC で会話されていた)。

なお、写真は割愛させていただきます。

Lunch

ランチは、各自めいめいにいってるっぽくて、適当に。

Day3 は、なんか ML みたら、YAPC BoF をやるからこいやーってメールがながれてたんで、いってみた。テーブルが6人がけとかな上に席がすくないから、自然と相席になるのが丁度よい。

↓こんなかんじ。

適当にすわってたら Karen とあともう一人きて、日本の YAPC と US の YAPC 結構ちがいますねー。hallway とか hallway とか hallway とか。みたいな話をした。

Dinner

Day1 の Dinner

会場のロビーでパーティー。飲みながらいろいろはなしてたら、福島に留学してた人がはなしかけてきたりなんだり。あとなんか BoF あるからおいでよーって声かけてくれる人がいて、移動してピザたべたりしました。ピザ屋でも会計が個人単位なのが日本とはちがうなーというかんじ。酒も各自のんだぶんを会計。日本だとちょっと考えられないスタイルですよねー。

Day2 の Dinner

Day2 はスポンサーがついてるらしく、タダでした。ここはなんかダイニングバーっぽいとこで、テラス席でバイキング形式のフードをとってきてたべる。酒は各自かってきてのむ。

いろいろと話しをしたりなんだり。名札んとこに QR コードがついてて、その QR コードをよみとると、メールアドレスやらがとれるらしく、翌日、Day2 の Dinner であった人からメールきててびびりました。

Speaker Dinner

Speaker Dinner がありました。OSDC.tw とかでもありましたね、こういうの。 "Bringing up +1" だかいうのがあって、友達を一人つれてってもいいっていう風になってるのが斬新だなーとおもいました。会場では mst にあってなんかコースターみたいなのもらったり、garu とか Ovid とか、いろいろな人とはなしたりしました。

バイキング形式でしたが、基本、酒は各自ニコニコ現金払いということもあって、コストがやすくおさえられてるのかなあ、とおもったり。

Future Perl

Perl6

とにかく Perl6 のトークが多いですね。また、Perl6 のtalkだとだいたい 「Future Perl!」ってさけぶ人がいるのが印象的。

Perl6 のトークが多いのは、Perl6 の人気がたかいから、というのもあるのだ けど、むしろ Perl6 の開発者がいっぱいきているから、という理由なかんじの印象。

今季は MoarVM が開発中であることがおおやけになったということもあり、か なり期待感がたかまっている印象です。

MoarVM は Perl6 をターゲットにした VM で、事実上 Parrot よりはこれがメ インの VM になるんじゃないかというかんじがしているやつです。9月かその へんには Rakudo が MoarVM でうごくようになるということなんで、かなり期 待。YAPC::Asia までにうごくよになってるといいなあ。

2013年になってようやく実用になる実装がみえてきた Perl6、ということで、 かなりもりあがっているかんじです。YAPC::Asia ではそのへんの話題も多め になってるといいかもなあ、というかんじ。

Future Perl

Perl6 の開発がここにきて現実的な実装をもとめるフェーズにはいってきたこ ともあり、かなりもりあがっていました。

また、ここにきて Perl5 の alternative implementation として P2, Moe, gperl とでてきたということもあり、そちらにも注目があつまっていました。

全体的に Perl そのものにたいするプレゼンが多かったですね。

まとめ

Future Perl を感じ、またソーシャルコネクトの重要性をかんじるカンファレ ンスでした。日本で必ずしも同じようにする必要はないのだけれど、いろいろ 参考になる点はおおいなあ、とおもいました。

最後に、渡航費用をスポンサーしてくださった JPA に Thanks! ってかんじで した。